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ブログ: Blog2

大きな木を植える

更新日:2019年3月14日

先日、お客様宅のお庭に6mのサルスベリを植えました。

なかなか幅が4mもある大きな木を植える機会は少ないので、その工事についてご紹介します。


大きな木になると、人力で持ち運ぶことは勿論、治兵衛のユニックで搬入する事も

難しいため、大型クレーン車で樹木を吊り上げ、植える場所まで移動させます。

大抵の場合、クレーン車を車道に停め、敷地の外から樹木を運び入れることになります。

車道を1車線使って作業をする写真ような場合は、事前に警察に

道路の使用許可を取っておきます。また当日は交通誘導員の手配も行い、

周辺の交通整理をしてもらいます。


下の写真は

植穴を掘っている様子。

木が大きくなると植穴も大きく、深くなります。

人力で掘るのは本当に体力が必要です。


木の向きを丁寧に確認しながら、植穴に根鉢を入れて植える位置を決めていきます。


根鉢の周りの水はけが悪いと木が健康に育つ事は難しくなります。

高木を植える場合は、根鉢も分厚く深く穴を掘る事になります。

深く掘ると粘土の層や、粘土が固って岩になる手前のような状態の地層が出てきます。

そのような地層に穴を掘るだけでは、水の流れていく逃げ場が無く、

少し大げさですが小さい池のような状態になります。

泉北地域は粘土質の土地が多いため、自然に下(地下)に水が抜けていきにくいようです。


その土地の高低を考えて、水が排出されるように排水層を作ります。

植物の根は水を必要としていますが、実は空気も必要としています。

土中の水が動く(排水される)事により、土中に空気が引き込まれるようなイメージで

地面を改良してあげる事が重要になります。


大きな木を植える場合は、上記のように特に手間をかけて植える環境を整えることが

必要になってきます。

それにより木が問題なくその土壌に活着し、元気に育っていくのです。

Fantail garden 田中美紀さんのブログ

Jiheeで良く一緒にお仕事をさせてもらっているFantail garden 田中美紀さんのブログです。
薔薇や季節の草花を中心としたイングリッシュガーデンを提案されています。
ブログには美しい草花の写真がたくさん載っていて見ごたえたっぷりです。

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